虐待につながる「不適切ケア」
虐待の分類
“虐待の芽”ともいわれる「不適切ケア」。介護者が「つい」「とっさに」行ってしまいがちな、配慮が不足したケアのことです。そんな「不適切ケア」の事例から、自分たちのケアを振り返ってみましょう。
虐待は主に5つに分類され、体だけでなく、精神的にダメージを与える行為も含まれます。やむを得ない場合を除き、身体拘束も虐待に当たります。不適切なケアは、これらの前段階にあるとされています。
監修/ケアホーム西大井こうほうえん施設長 田中とも江
上川病院総師長在職中から「縛らない看護」に取り組む。以来、拘束廃止、虐待予防に携わり続け、「抑制廃止福岡宣言」(1998年)、「九州宣言」(1999年)のきっかけをつくる。2009年より現職。拘束廃止研究所所長。NPO法人シルバー総合研究所理事。
文/高野千春
上川病院総師長在職中から「縛らない看護」に取り組む。以来、拘束廃止、虐待予防に携わり続け、「抑制廃止福岡宣言」(1998年)、「九州宣言」(1999年)のきっかけをつくる。2009年より現職。拘束廃止研究所所長。NPO法人シルバー総合研究所理事。
文/高野千春