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排泄予測デバイスが個人向けにもサービス開始
世界初の排泄予測デバイスとして、2017年に誕生した「DFree(ディーフリー)」。長さ6センチ程度の小型センサーを腹部に装着し、人体に無害な超音波センサーを用いて膀胱の変化を捉え、排泄のタイミングを予測するというものです。企画・開発・販売を手がけるのは、トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社。同社はこれまで、トライアルを含めると延べ500の介護施設に、DFreeを活用した「排泄予測サービス」や「排泄自立支援サービス」を提供してきました。
2018年7月からは、新たに個人向けサービス「DFree Personal」の提供をスタートさせました。これまでの介護施設向けの製品を、日常生活で個人が気軽に使えるようアレンジしたものです。センサー付きの本体から発信された排泄予測の情報が、BluetoothⓇ通信で専用アプリを搭載した携帯端末に送信され、外出先などでも確認することができます。従来の排泄予測の機能に加え、歩く・立つ・座るなど、姿勢による膀胱の変化も想定した補助計測の機能がプラスされました。
携帯端末の専用アプリも、利用者本人が確認しやすいシンプルなものになっています。家でも外出先でも、排泄の自立を積極的に進めたいという人にとって、頼もしい味方となりそうです。
文/田中 元