レクリエ レクリエ レクリエ

介助・ケア

うまくいかないのはなぜ?

突然怒り出す認知症利用者への対応【後編】

突然怒り出す認知症利用者への対応【後編】

暴言・暴力を防ぐ上手なアプローチの仕方
ポジティブな言葉を先に
声かけの冒頭には、相手がよい印象を持つような言葉を使用するようにします。入浴の場合であれば「気持ちいい」「あったかい」などの言葉を、強調して用います。

 

20180816_02

自分の感情を伝える
暴言・暴力に遭遇したら、本人の気持ちを量るとともに、自分が感じているつらさを話してみましょう。感情にかかわる言葉は感情記憶につながりやすいため、くり返すことで記憶にとどまり、暴言・暴力が収まることがあります。

 

20180816_03

まず目線を合わせる
話しかける時には、まず目線を合わせます。目が合ったら、相手が自分に注意を向けているということ。その状態で話しかけ、言葉でうまく伝わらない場合はジェスチャーを交えます。

 

20180816_04

言葉と同時に体に触れない
ケアの際、声かけと同時に相手の体に触れていませんか?認知症の人は言葉の理解に時間がかかるため、突然、体に触られたと思ってしまいます。声をかけたら、うなずくなど相手が理解するのを待ちましょう。

監修/伊東美緒 東京都健康長寿医療センター研究所研究員、看護師、保健師。介護施設や在宅での認知症ケアを研究。著書に『認知症の方の想いを探る~認知症症状を関係性から読み解く~』など。 文/高野千春 イラスト/田上千晶
関連記事
攻撃的なことを言う認知症利用者への対応【前編】(9/6 公開予定)
攻撃的なことを言う認知症利用者への対応【後編】(9/13 公開予定)
関連キーワード

この記事が掲載されている号

レクリエ 2018 9・10月号

レクリエ 2018 9・10月号

58,59ページに掲載

おもなレク
  • 9・10月の壁画 お月見と桔梗
  • 重ねて貼って広げる「秋の実りのオブジェ」
  • 自立支援のための「意欲」を引き出すレク
  • 虐待につながる「不適切ケア」
  • ごぼう先生の大吉体操「下肢」
  • たこ焼き器で料理レク!「カレー焼きポテト」

みんなが読んでいる記事

最新号

レクリエ 2024 5・6月号

レクリエ 2024 5・6月号

定価:2,140円(本体1,945円+税10%)

年間購読のご案内

  • レクの悩みを
    解決できる

  • 買い逃しが
    なくなる

  • 送料無料

詳しくはこちら
ページ
トップへ