制作レクQ&A
制作レクに参加してくれない利用者がいるときは?
身体機能を維持し、コミュニケーションを豊かにする制作レク。利用者に楽しく取り組んでもらうために、介護者は何を準備し、どのように進めたらよいのでしょうか?編集部に寄せられる制作レクの悩みにQ&A形式でお答えします。
Q3 制作レクに参加してくれない利用者がいます。誘っても、「私はいいわ」と断られます。
Aさんは、以前は制作が好きで積極的にレクに参加していましたが、最近は誘っても断るようになりました。手持ち無沙汰でつまらなそうなので、何とか参加してもらいたいのですが……。
A3 認知症などで「できなくなった」ことを周囲に知られたくない人もいます。できそうな作業を「お願い」の形で誘ってみましょう。
もともと手芸や工作が苦手で、「上手に作れないから参加したくない」という利用者もいますが、認知症の進行によって制作の手順や道具の使い方がわからなくなったことを、「周囲に知られたくない」などの理由から参加を拒む利用者もいます。いずれの場合にも利用者の自尊心を傷つけない対応が求められます。
本誌では制作レクの際の「どうしたらいい?」をより深く掘り下げています。
監修/池村公伯
理学療法士。社会福祉法人清峰会 特別養護老人ホーム浅草ほうらい勤務。理学療法士の立場から、機能回復・維持につながるレクリエーションを実施している。
イラスト/さいとうかこみ
取材協力
特定非営利活動法人 認知症ケア研究所 デイサービスセンターお多福茨城町/管理者 松岡佳美
SOMPOケア いきいき小日向 デイサービス/管理者 安田三枝
社会福祉法人 京都ライトハウス 高齢者総合福祉センター ライトハウス朱雀/副施設長 木原智徳
理学療法士。社会福祉法人清峰会 特別養護老人ホーム浅草ほうらい勤務。理学療法士の立場から、機能回復・維持につながるレクリエーションを実施している。
イラスト/さいとうかこみ
取材協力
特定非営利活動法人 認知症ケア研究所 デイサービスセンターお多福茨城町/管理者 松岡佳美
SOMPOケア いきいき小日向 デイサービス/管理者 安田三枝
社会福祉法人 京都ライトハウス 高齢者総合福祉センター ライトハウス朱雀/副施設長 木原智徳