制作レクQ&A
利用者間でできる・できないに個人差があるときは?
身体機能を維持し、コミュニケーションを豊かにする制作レク。利用者に楽しく取り組んでもらうために、介護者は何を準備し、どのように進めたらよいのでしょうか?編集部に寄せられる制作レクの悩みにQ&A形式でお答えします。
Q2 利用者の要介護度が異なるので、できる・できないに個人差があり、制作レクをどう進めたらいいのかわかりません。
制作レクのレベルを要介護度が低い利用者に合わせると、高い利用者は、ほとんど制作に参加できません。反対に高い利用者に合わせて簡単な作品にすると、低い利用者から「物足りない」とクレームが。どうすればいいのでしょうか?
A2 作品を一人で仕上げる必要はありません。できる人ができることをする「作業分担制」にして、「できること」にかかわれるようにしてみましょう。
要介護の高齢者は、認知症や疾患の程度により、できることの個人差が大きいものです。同じ人でもその日の体調によって、できることが変わることもあります。利用者の状態や相性を見極めながらグループに分け、できる作業を割り当ててみましょう。
本誌では制作レクの際の「どうしたらいい?」をより深く掘り下げています。
監修/池村公伯
理学療法士。社会福祉法人清峰会 特別養護老人ホーム浅草ほうらい勤務。理学療法士の立場から、機能回復・維持につながるレクリエーションを実施している。
イラスト/さいとうかこみ
取材協力
特定非営利活動法人 認知症ケア研究所 デイサービスセンターお多福茨城町/管理者 松岡佳美
SOMPOケア いきいき小日向 デイサービス/管理者 安田三枝
社会福祉法人 京都ライトハウス 高齢者総合福祉センター ライトハウス朱雀/副施設長 木原智徳
理学療法士。社会福祉法人清峰会 特別養護老人ホーム浅草ほうらい勤務。理学療法士の立場から、機能回復・維持につながるレクリエーションを実施している。
イラスト/さいとうかこみ
取材協力
特定非営利活動法人 認知症ケア研究所 デイサービスセンターお多福茨城町/管理者 松岡佳美
SOMPOケア いきいき小日向 デイサービス/管理者 安田三枝
社会福祉法人 京都ライトハウス 高齢者総合福祉センター ライトハウス朱雀/副施設長 木原智徳