「バリデーション」を生かそう!
「バリデーション」の基本テクニック【5】
スキンシップで相手の感情に寄り添います。バリデーションのタッチングでは、話の内容に応じてタッチの仕方を変えます。最初に安心感を与えるためには、「友のタッチング」が効果的です。
友のタッチング(上図)
利用者の肩を包み込むように、上腕部へとなで下ろす。
母のタッチング
手のひらのくぼみを利用者の頬に押し当てて、やさしくなでることを繰り返す。
父のタッチング
利用者の頭頂部から後頭部にかけて、しっかりとなで下ろす。
子のタッチング
利用者の首の後ろを指先でなでる。
監修/都村尚子(つむら なおこ)
関西福祉科学大学社会福祉学部教授。「公認日本バリデーション協会」のバリデーション・ティーチャーとして講習を行うなど、介護現場でのバリデーションの普及に力を入れている。著書に『バリデーションへの誘い』(全国コミュニティライフサポートセンター)がある。
イラスト/かまたいくよ