ヒヤリ・ハット報告書が「気づき」力をつける!
ヒヤリ・ハット報告書の書き方のポイント
具体的な書き方のポイントと、よくある事例を通して気づきにつながる報告書の書き方を覚えましょう。
5W1Hを基本に
基本的にWhen(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どうした)の5W1Hで文章を構成します。曖昧だったり明確ではなかったりすることがらがある場合も、わかる部分だけでもいいので簡潔に書きましょう。
客観的な事実を書く
誰が読んでも意味が正しく伝わるよう、具体的な事実を客観的に記述しましょう。「元気があった」「興奮していた」といった印象だけの主観的な記録では、正確な情報が読み手に伝わりません。
私情は入れない
「わがままで苦情が多い」「ちょっとしたことですぐに怒る」といった私情の入った表現は、根拠のある記録になりません。記録者自身に原因があった場合も考えられます。読み手にネガティブな先入観を植えつけることにもなるので、客観的に書きましょう。
監修/浦尾和江
田園調布学園大学人間福祉学部社会福祉学科介護福祉専攻教授。東京都介護福祉士会理事、介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員。著書に『介護職のための根拠に基づいた記録の書き方(共著)』など。
田園調布学園大学人間福祉学部社会福祉学科介護福祉専攻教授。東京都介護福祉士会理事、介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員。著書に『介護職のための根拠に基づいた記録の書き方(共著)』など。