うまくいかないのはなぜ?
攻撃的なことを言う認知症利用者への対応【後編】
暴言・暴力を防ぐコミュニケーションのとり方
1対1で向き合う
暴言・暴力を起こす人はプライドが高い傾向にあり、ほかの利用者や介護者と打ち解けられないことが少なくありません。時には1対1で向き合って話をする時間を持つようにすると、気持ちを吐き出すことができ、穏やかになってきます。
「大事に思われている」と感じさせる言葉を
例えば、配膳の際に「いつも待っていてくださってありがとうございます」と声かけするなど、余裕のある時、手が空いた時に、職員が代わる代わる声をかけるようにしましょう。大事にしているという職員の思いが伝わると、周囲への攻撃が少なくなります。
監修/伊東美緒
東京都健康長寿医療センター研究所研究員、看護師、保健師。介護施設や在宅での認知症ケアを研究。著書に『認知症の方の想いを探る~認知症症状を関係性から読み解く~』など。
文/高野千春 イラスト/田上千晶
東京都健康長寿医療センター研究所研究員、看護師、保健師。介護施設や在宅での認知症ケアを研究。著書に『認知症の方の想いを探る~認知症症状を関係性から読み解く~』など。
文/高野千春 イラスト/田上千晶