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介助・ケア

うまくいかないのはなぜ?

攻撃的なことを言う認知症利用者への対応【前編】

攻撃的なことを言う認知症利用者への対応【前編】

Q ほかの利用者に対して、たびたび攻撃的なことを言うBさん。どう対応したらいいでしょうか?
Cさんは車いすを用いている全介助が必要な利用者で、職員が食事介助をしています。Bさんは、そんなCさんにいつもひどい言葉を投げつけます。傷ついた様子のCさんをかばって、Bさんを注意すると、怒り出してしまいました。
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A 介助が必要な利用者を攻撃する人は、「自分もかまってほしい」と思っていることがあります。介護者とのかかわりを見直してみましょう。
ほかの利用者に対する暴言・暴力は、同じ相手にくり返し行われることが多く、暴言・暴力を起こした人が当たり前のように注意されます。しかし、そうした対応は、かえって本人を傷つけ、気持ちを逆なですることになりかねません。その気持ちを理解することから始めることが大切です。

対応のポイント
利用者の暴言・暴力がほかの利用者に向かう場合、その対象となる人は認知機能やADL(日常生活動作)が低下していて、介護者がケアに多くの時間をかけているケースがよくあります。また、暴言・暴力が起こると、職員はそれを受けた側には気をつかい、起こした側には厳しい態度を取りがちです。

一方、暴言・暴力を起こす人は、比較的要介護度が低めであることが多く、介護者の手を必要としません。そのため、自分は「放っておかれている」という苛立ちを抱えており、心のなかでは介護者とのかかわりを求めています。その気持ちを理解して、「私たちの配慮が足りず、嫌な思いをさせてすみません」と声をかけ、背中をさするなどタッチングによるコミュニケーションを図ってみましょう。その間に、別の職員が暴言・暴力を受けた人をほかの場所に移動させ、フォローします。

監修/伊東美緒
東京都健康長寿医療センター研究所研究員、看護師、保健師。介護施設や在宅での認知症ケアを研究。著書に『認知症の方の想いを探る~認知症症状を関係性から読み解く~』など。

文/高野千春 イラスト/田上千晶
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