医療的ケアの基礎知識
梅雨明けから夏にかけて注意したい「熱中症」~対処法編
こんな時は熱中症かも!?
万が一の時にあわてないように、初期症状と対処法を知っておきましょう。
熱中症!? と思ったら
1.涼しいところで安静に……暑い場所にいた場合は、涼しいところに移動し、衣服などをゆるめて横になります。
2.水分(+塩分)補給……少し上体を起こして水分をとってもらいます。可能なら、水にひとつまみの塩を入れるなどして塩分も補給できればベスト。
3.体を冷やす……冷たいタオルなどで体を冷やします。大きな動脈の通っている首すじ、わきの下、足のつけ根などを重点的に冷やすと効果的です。
熱中症が疑われる症状
・ボーッとして元気がない……高めの気温や室温の中で、ボーッとして元気がなくなったら熱中症を疑いましょう。
・だるそうで動きが鈍い……疲労倦怠感が強くなり、動きが鈍くなるのも、熱中症の初期によく見られる症状です。
・筋肉のこわばりや痛み……汗とともにミネラルが失われることで、筋肉のこわばりや痛みがあらわれることがあります。
・めまい・立ちくらみ……めまいや立ちくらみでふらふらするのも、熱中症の代表的な症状です。
[注意]若い人では多量の汗が出ますが、高齢者では汗が目立たないことも多いので要注意。
こんな時は119 番!
・水分がとれない
・呼んでも答えない
・立てない歩けない
高橋好美
特別養護老人ホーム・レジデンシャル常盤台施設長。看護師、ソーシャルワーカーを経験後、社会福祉士、介護支援専門員の資格を取得。大田区立特別養護老人ホームたまがわ特養第一課課長を経て現職。複数の介護施設立ち上げを経験している。
特別養護老人ホーム・レジデンシャル常盤台施設長。看護師、ソーシャルワーカーを経験後、社会福祉士、介護支援専門員の資格を取得。大田区立特別養護老人ホームたまがわ特養第一課課長を経て現職。複数の介護施設立ち上げを経験している。
この記事が掲載されている号
レクリエ 2014 7・8月号
75ページに掲載
おもなレク
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