信頼関係を築く接遇力
利用者の話をとことん聞くための話し方
話し方によって、相手を不快にさせたり、不安にさせたりすることがあります。常に相手の立場に立って、どう話せばよいかを意識することが大切です。
1.抑揚をつけ、適切な「間」をとり、ゆっくりと話す
話し方が一本調子だと事務的、間髪をいれずに言葉にすると一方的な印象になります。話す時は抑揚をつけ、ゆっくりとした口調と動作を心がけましょう。介護者の言動がゆったりしていると利用者も落ち着き、「自分のペースでいい」と思ってもらえます。
2.語尾は上げない、伸ばさない
丁寧な言葉づかいでも、語尾を上げたり、伸ばしたりすると相手は不快に感じます。日常生活のなかでクセになっていることが多いので、語尾を意識して、すっきりスマートに聞こえるように話しましょう。
3.文節止めにしない
尻切れトンボのように終わる文節止めは、曖昧な表現になるため、相手は話の続きを待ったり、結局どうすればよいのか不安になったりします。丁寧な応対をするためにも、明確に最後まで言い切りましょう。
監修/山岡仁美
人財育成コンサルタント。株式会社グロウス・カンパニー+代表取締役。コンサルタントのほかにも、
研修講師、講演と多方面で活躍中。著書に『すぐに使える介護のための接遇講座』(中央法規出版)
がある。
イラスト/フジサワミカ
人財育成コンサルタント。株式会社グロウス・カンパニー+代表取締役。コンサルタントのほかにも、
研修講師、講演と多方面で活躍中。著書に『すぐに使える介護のための接遇講座』(中央法規出版)
がある。
イラスト/フジサワミカ