転倒予防のためのいすストレッチ
“とっさの一歩”が出るかどうかが、転倒予防を防ぐカギ
高齢者が転倒しやすくなる原因としては、加齢による身体機能の低下や病気、薬の影響などがあります。原因はさまざまですが、身体機能の低下が考えられる場合は、状態に応じたストレッチを続けることで、転倒のリスクを低減できます。
ひざや背中が曲がって硬くなっている状態だと歩行が不安定になり、転びそうになった時に“とっさの一歩”が出ずに転倒し、骨折などのケガにつながりやすくなります。しかし、無理なくできる範囲でストレッチなどの運動を続けると、柔軟性が高まり、筋力やバランス力も向上して、“とっさの一歩”が出るようになります。すると、転倒を予防でき、たとえ転んでも、受け身のような姿勢がとれるのでケガや骨折をしにくくなります。それが、寝たきりを防ぐ大きな力になるのです。
少しずつでいいので、その人に合う運動レベルで、諦めずに楽しくストレッチを続けましょう。
本誌では、転倒予防のためのいすストレッチの方法を詳しく紹介しています。
監修/川村明
かわむらクリニック院長。医学博士。自身の不調をきっかけにヨガをはじめ、ヨガの要素を取り入れた運動法を考案・指導している。『家族・ケアスタッフとできる 寝たきり知らず! 奇跡のひざ裏のばし』(世界文化社)など著書多数。
文/松崎千佐登
イラスト/瀬川尚志
かわむらクリニック院長。医学博士。自身の不調をきっかけにヨガをはじめ、ヨガの要素を取り入れた運動法を考案・指導している。『家族・ケアスタッフとできる 寝たきり知らず! 奇跡のひざ裏のばし』(世界文化社)など著書多数。
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