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介助・ケア

事例で学ぶ認知症ケア

配膳カートに怒り出す利用者への対応【1】

配膳カートに怒り出す利用者への対応【1】

事例
いつも朝から積極的にスタッフを手伝ってくれるAさん。しかし、昼食時にスタッフが配膳カートを押してくると、落ち着かなくなり、「家に帰る!」と怒り出してしまいます。

Aさんの生活歴
●60歳代後半。妻と2人で年金暮らし。
●介護度は要介護2で、主な要因は認知症。
●50年にわたり大工として働き、これまで支えてくれた奥さんを大事に思っている。
●幼少期の生活ぶりは質素で、職人時代もつつましい生活を送ってきた。
●昼食は奥さんの手作り弁当だった。
●趣味は仕事というぐらい大工の仕事が好きで、大工時代の話をする時は笑顔を見せる。

考えてみましょう
生活歴からAさんが昼食時に落ち着かなくなる理由を考え、書き出してみましょう。

本誌では具体的な事例を挙げ、生活歴をヒントに対応やうまくいったポイントを紹介しています。

監修/服部安子
社会福祉法人浴風会本部浴風会ケアスクール校長、社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員。障害者福祉の地域実践を経て、老人福祉施設の立ち上げ・運営に30年余携わる。著書に『認知症ケアの真髄』がある。

文/高野千春 イラスト/ホンマヨウヘイ
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この記事が掲載されている号

レクリエ 2019 3・4月号

レクリエ 2019 3・4月号

59ページに掲載

おもなレク
  • 3・4月の壁画「水辺の桜」
  • 手・指を動かす!音楽レク
  • 機能向上のための下肢がしっかり動くレク
  • ご飯で作れる!桜餅
  • こんな時どうしたらいい?制作レクQ&A
  • 無理なくできるコグニサイズ

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