うまくいかないのはなぜ?
面会時に気分を害した認知症利用者への対応【後編】
【こんな時どうする?】家族と施設の考えが異なる時
例えば……「歩行について」
利用者にとって何が一番大切かを考える
「利用者にとって一番大切なことは何か」という視点で施設の考えを説明します。家族の考えが利用者にとってマイナスになると判断した場合は、管理者から明確に伝え、納得してもらうことが必要でしょう。面会に来た家族に、歩行や食事介助など普段のケアの様子を見てもらうことも、施設の姿勢に理解を得るには効果的です。
本誌では認知症ケアでの「家族との関係」について事例別に対応ポイントをご紹介しています。
監修/伊東美緒
東京都健康長寿医療センター研究所研究員、看護師、保健師。介護施設や在宅での認知症ケアを研究。著書に『認知症の方の想いを探る~認知症症状を関係性から読み解く~』など。
文/高野千春 イラスト/田上千晶
東京都健康長寿医療センター研究所研究員、看護師、保健師。介護施設や在宅での認知症ケアを研究。著書に『認知症の方の想いを探る~認知症症状を関係性から読み解く~』など。
文/高野千春 イラスト/田上千晶