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利用者の気持ちを考えた認知症ケア[3]~ケア事例

利用者の気持ちを考えた認知症ケア[3]~ケア事例

利用者の気持ちを考えた認知症ケア[1]~認知症の四大疾患
利用者の気持ちを考えた認知症ケア[2]~認知症の四大疾患

六角僚子先生が代表理事を務める認知症ケア研究所では、茨城県水戸市を中心に「デイサービスセンターお多福」を運営しています。そこで展開されているのは、認知症の有無にかかわらず、その理解に努めた利用者が心から喜ぶケア。その一人ひとりを主役にしたケアをご紹介します。

■認知症を病気として捉えたお多福の特徴
デイサービスセンターお多福には3つの施設があり、合計で約100名の登録者がいます。今回取材に訪れた水戸市にある施設の登録者は35名。1日約15名の利用があるといいます。

「お多福全体でみても、利用者さんの約8割が認知症の方になります。その中できちんと診断がついているのは5割程度。認知症も早期診断が重要です。早い段階から治療を受ければ、進行を遅らせることができます。ですから、利用申し込みの時点で認知症の疑いがある方には、家族にそう伝えることもあります」と話すのは、統括管理者の高橋克佳さん。そのためには、スタッフが認知症についての正しい知識をもち、症状を理解していることが大切だといいます。

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体調が悪くなった時だけでなく、「ちょっとひと休み」にも役立つ休憩スペース。まさに自宅のような生活。

行われているプログラムは、認知症の有無での区別はなし。だれもが取り組めるよう考えられています。「とはいえ、どちらかといえば簡単にできるシンプルなものが多いですね。でも、その分、利用者さんが個性を生かせるよう内容に配慮しています」。「お多福元吉田」の管理者を務める渡辺和美さんはこのように話し、個性豊かなプログラムを紹介してくれました。ゲーム、裁縫、料理、外出、畑仕事……。昔から慣れ親しんできたことは、いつまでたっても楽しいもの。たとえ認知症であっても忘れないのだそうです。

「これらの多くは『手続き記憶』にあたります。いわゆる動作の記憶で、体が覚えているもの。比較的残り続ける記憶なので、これをプログラムに取り入れると、利用者さんがすんなり入り込めて、楽しんでくれるんですよ」(高橋さん)

※六角僚子
東京工科大学医療保健学部看護学科教授。看護師、保健師、介護支援専門員でもある。NPO法人認知症ケア研究所代表理事を務め、茨城県水戸市を中心に「デイサービスセンターお多福」などを運営する。

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レクリエ 2014 3・4月号

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74-75ページに掲載ページに掲載

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