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人材確保の新サービス「Sketter(スケッター)」
すきま時間に介護現場で働きたい人をマッチング
介護業界の人材不足が依然として深刻ななか、資格がなくても担(にな)えるスポット業務(清掃やレクの補助など)に多様な人材を活用するしくみが注目されています。しかし、実際にボランティアなどの人材を集めたり、時間帯や処遇など双方の希望に添うマッチングを行ったりすることは、想像以上に難しいものです。
こうした課題に応える、人材マッチングの新たなWEBサービスが誕生しました。その名も「Sketter(スケッター)」。介護施設は頼みたい仕事の内容や条件を登録し、「短時間ならばボランティアをしてみたい」「すきま時間に介護現場で働いてみたい」という人がサイト内で仕事を検索・応募します。応募者と施設側でメッセージをやり取りして条件をすり合わせ、実際に働いたあとは、双方がレビュー(評価)することで信頼度を可視化します。
現在は試験的な運用が行われており、2019年8月から正式なサイトを公開する予定です。運営する株式会社プラスロボ(東京都)は、介護施設向けロボットの販売や施設紹介VR動画の作成など、テクノロジーを活用した介護現場の課題解決を手がけてきました。副業解禁の流れも進むなかで、介護業界にとって文字どおり心強い「助っ人」になりそうです。
文/田中 元