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介助・ケア

うまくいかないのはなぜ?

一人で徘徊する認知症利用者への対応【後編】

一人で徘徊する認知症利用者への対応【後編】

歩きたい気持ちに応える工夫
施設内は自由に歩けるエリアにする
一人歩きをしている人を見かけても、止めることはせずに「歩けることはいいことですね」などと声をかけ、歩くことに対して肯定的なメッセージを送ります。ただし、出入り口を右のようにカーテンやパーテーションで隠すなど、ドアが見えることによって起こる、外へ出たくなる衝動を少なくする工夫が必要です。

 

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ときには散歩で屋外に出る
外に出たいという気持ちに応えるためには、屋外への散歩が効果的です。日光を浴びるのは健康にもいいこと。本人の歩行能力によって杖やシルバーカーなど補助具の使用を促しましょう。ボランティアの人に協力を仰ぐことも一案。

監修/伊東美緒 東京都健康長寿医療センター研究所研究員、看護師、保健師。介護施設や在宅での認知症ケアを研究。著書に『認知症の方の想いを探る~認知症症状を関係性から読み解く~』など。 文/高野千春 イラスト/田上千晶
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この記事が掲載されている号

レクリエ 2018 7・8月号

レクリエ 2018 7・8月号

59ページに掲載

おもなレク
  • 7・8月の壁画 海の中の魚たち
  • 天の川の吊るし飾り
  • 自立支援のための下肢を強くするレク
  • ハンガーを使って作業療法的トレーニング
  • 今日は何の日?~7月【文月(ふみづき)】
  • 介護保険改正で現場はどうなる?

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