こんな時どうする？身体介助Ｑ＆Ａ
Ｑ：食事介助がうまくいきません【前編】
Q３ 円背の利用者の食事介助がうまくいきません
こんな介助になっていませんか？
×車いすのまま
車いすは安全上、背もたれや座面が後ろに傾いています。そのため、食事に必要な自然な前傾姿勢がとれません。
×テーブルと体がぴったりくっついている
体とテーブルの距離が近いと、背もたれにもたれかかる体勢になります。こうなると、体重が背中に乗り、おしりが前にずれてくる原因になります。
（後編に続きます）
監修／医療法人湖青会 理学療法士 出野智子
金沢大学医療技術短期大学部理学療法学科（現・金沢大学医薬保健学域保健学類理学療法学専攻）卒業。滋賀県立小児整形外科センター（現・滋賀県立小児保健医療センター）などを経て、2000年より医療法人湖青会で幼児から高齢者までを対象とした訪問リハビリテーションを中心に従事。著書に『リハビリテーションの考え方をとりいれた介助のしかた』（日本医療企画）がある。
イラスト／さいとうかこみ
