見直そう!「医行為ではない行為」
医行為ではない行為「坐薬挿入」
ケアのポイント
●利用者の坐薬であること、投与時間、量などを確認後、利用者に坐薬を入れることを説明して排便を済ませてもらう。
●坐薬挿入は、利用者の羞恥心に配慮して行うこと。下着をおろしたら、保温と露出を避けるためにバスタオルをかける。
●手袋を装着し、挿入後は手袋を外して必ず手洗いをする。
●挿入する際は、利用者に深呼吸をしてもらうと、肛門の括約筋がゆるみ、スムーズに挿入しやすい
●挿入した時間、薬名、挿入後の利用者の状態を記録する
こんな時は医療職に相談を
●肛門や肛門周囲に出血がある。
●便に血が混じっている。
監修/関 弘子
看護師として病院勤務を経て、短期大学、専門学校にて老年看護学を担当。千葉県看護協会、国際医療福祉大学看護生涯学習センターにて看護管理者教育に携わる。複数の病院にて人材育成およびマネジメントを経験。現在、株式会社Leap 取締役兼統括部長。医療・介護職向けの研修などを行っている。
イラスト/中村 知史