障害をふまえた介助のコツ
片麻痺の人の階段を下りる介助
麻痺側の下からの介助が基本。障害が重い場合は後ろ向きに
麻痺側に位置し、下から介助します
動きを妨げないよう、体は適度にあいだを空け、腕と腰を軽くサポートします
膝折れしやすい人は……
膝折れしやすい人は後ろ向きになってもらい、下から支えます
障害が重く膝折れしやすい人には、後ろ向きになって手すりにつかまってもらい、下から骨盤を支えると、より安全です。
監修/田中義行(たなか よしゆき)
理学療法士。株式会社大起エンゼルヘルプ、品川区立東大井地域密着型多機能ホーム在職。身体拘束廃止活動に積極的に取り組むとともに、研修会や講演活動で全国に出向く。著書は『潜在力を引き出す介助』(中央法規出版)ほか多数。
イラスト/竹口睦郁