接遇を見直しませんか?
介護職に接遇が必要な3つの理由
介護職にとって“接遇”は、利用者やその家族と良好な関係を築いて、よりよい介護を行うために必要なスキルです。しかし、介護現場であたり前にしていることが、実は周囲の人を不快にさせていることも。この機会に自分の接遇を見直してみましょう。
1 利用者の尊厳を守るため
利用者が心地よく生活ができるように、人生の先輩である利用者に敬意をもって接することが大切です。それには、礼儀正しい態度や言葉づかいが欠かせません。
2 チームで気持ちよく仕事をするため
介護はチームで行っているので、一緒に働く職員と良好な人間関係を築くことが重要。あいさつや言葉づかいのマナーは、チームワークよく働くための基本です。
3 スムーズな介護のため
利用者との人間関係が良好でなくては、気持ちよくサービスを受けてもらえません。相手を尊重した節度あるマナーを身につけることで、介護をスムーズにします。
監修/蜂谷英津子(はちや えつこ)
HOTシステム株式会社 代表取締役。介護人材育成コンサルタント。大手デパートや外資系ホテルのVIPゲストの担当を経て、介護事業所で接遇マナーやコミュニケーション研修等の講師を務める。2010年にHOTシステムを設立し、現職に。著書に『介護職のための接遇マナー』(介護労働安定センター)等がある。
イラスト/尾代ゆうこ