義歯と認知症
義歯を使っていないと転倒・骨折のリスクも高まる!
高齢者が転倒し骨折すると、寝たきりの状態が続くことになります。その結果、脚力がさらに低下して歩行が困難になったり、認知機能が低下したりして、要介護状態になることが少なくありません。
転倒の原因としては筋力やバランス機能の低下、めまい、薬の副作用によるふらつき、抑うつ状態などが挙げられますが、実はここにも歯の本数や義歯の使用の有無がかかわっていることが明らかになってきました(下図参照)。
認知症も転倒の原因の一つとされているため、口腔状態の悪化により、ますます転倒を招くことになってしまいます。自分の歯を失った人は義歯を使用し、義歯を使用している人は正しく使用することで、リスクを減らすことができるのです。