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音楽リハビリで機能の維持・回復を図るデイ【3】~認知症でもできることはある
あきらめないでまずチャレンジ!
普通は、認知症やマヒがあると、楽器の演奏は難しいだろうとあきらめてしまいがち。「そんなことはありません。鍵盤(けんばん)楽器が弾けなければ、マラカスや太鼓(たいこ)などの打楽器でリズムを取ってもらうなど、演奏できる楽器は必ずあります」と野崎さん。
「楽器の演奏は指や頭を使うので、認知症の進行阻止や手指の機能の維持・回復にも役立ちます。ぜひ、あきらめずにチャレンジしていただきたいですね」(野崎さん)
工夫の生きた楽器。鍵盤やキーにつけた番号シールや色シールを楽譜と対応させることで、初心者でも弾ける工夫がされている。
「音楽リハビリティサービスゆらリズム」
文/松崎千佐登 写真/伏見早織(本社写真部)
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