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利用者の気持ちを考えた認知症ケア[11]~活動と休息編

利用者の気持ちを考えた認知症ケア[11]~活動と休息編

レクリエーションへの参加を嫌がる
物事に対する意欲が減退している、プログラムが好みに合わない(関心がない)、気の合わない人がいるなどの理由が考えられます。うまく誘導することは必要ですが、強引にならないように注意します。誘いに応じない場合は「見ていてくださいね」と声かけをして、近くに座ってもらいます。そばにいることも嫌がる、あるいは場を乱すような場合は、入浴の時間にあててもよいでしょう。

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■対処法
視線や姿勢を注意して観察する

そばで見ている場合、視線や姿勢から興味の有無を判断することができます。なかにはレクリエーションは行わずに、発言だけする人もいます。その場合は言葉を受け止め、「○○さんがこんなことを言ってくれましたよ」などと反映すると、活動に参加するきっかけになることも。

グループに分けて行う
相性の悪い人が多い時は、グループ分けをして別のレクリエーションを実施してもよいでしょう。別グループの活動に興味を示したら、途中で交替しても。リーダー役のスタッフは、参加していない人にも「人数が足りないからお願いします」などと誘うようにしてもよいでしょう。

※六角僚子
東京工科大学医療保健学部看護学科教授。看護師、保健師、介護支援専門員でもある。NPO法人認知症ケア研究所代表理事を務め、茨城県水戸市を中心に「デイサービスセンターお多福」などを運営する。

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72ページに掲載ページに掲載

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