実践レポート
機機能維持に効果のある口腔ケアレポート その1
口腔ケアに積極的に取り組んでいる神奈川県・横浜市戸部本町地域ケアプラザを訪問しました。利用者が口腔体操に取り組む姿は真剣そのものです。
■口腔機能向上加算をきっかけに口腔ケアの重要性を再認識
2006年の介護保険の口腔機能向上加算新設をきっかけに、口腔ケアに積極的に取り組むようになった横浜市戸部本町地域ケアプラザ。その取り組みに関わった柿澤典子さん(ケアマネジャー、歯科衛生士)は次のように話します。
「これまでは日常生活の一部として行ってきた歯みがきを、利用者さんの口腔機能の維持・改善に結びつけたいと思ったのです。そこでまず、口腔機能向上サービスについて、スタッフ全員で勉強し直しました」
現在は、食事前の口腔体操、食後の歯みがきを全員で行い、歯みがきの際に必要があれば個別指導・実施を行います。全員での体操は、まず肩や背中、手足の運動から始まります。体をほぐしてから口腔体操へ。舌や頬、唇の運動、パタカラ体操、口蓋を大きく開ける運動、唾液腺マッサージなどを行います。
「体操の効果は食事量でわかります。利用開始の頃と比較すると、ほとんどの方が増えていますね。食後の歯みがきと併せて実施することで、口腔機能を維持できている方も多くなっています」と久徳由美さん(生活相談員)。歯みがきは食事が終わった人から順番に、個々の状態に合わせて座位か、あるいは立位の姿勢で行います。
この記事が掲載されている号
レクリエ 2014 5・6月号
58ページに掲載ページに掲載
おもなレク
- 5月の壁画 滝を昇るこいのぼり
- 梅雨を感じる季節の制作
- 「動き」に注目したゲームレク
- チャンバラごっこで体を動かそう
- 坂入姉妹の童謡レク
- 新食感!豆腐入り柏餅