心と体を動かす
脳活性化プログラム[3]
■脳活性化の要素を含む施設のレクリエーション
最近は認知症のグループホームやデイサービスでは、こうした脳活性化プログラムを積極的に取り入れている施設も増えています。しかし、実は一般の介護施設でも脳活性化プログラムは行われているのです。というのも、通常行われるレクリエーションや機能訓練は少なからず、利用者の脳を活性化するのに役立っていて、施設で実施されているレクリエーションは広い意味での脳活性化プログラムであるといえるのです。
ですから、レクリエーションを行う場合は、漠然とやるのではなく、そのプログラムの意味を知り、ポイントを押さえて取り入れることが重要です。
プログラムを行う際に大切なことは、スタッフが無理することなく楽しみながら継続できること。一人のスタッフが複数のプログラムを提供しようと無理をすると、長続きしません。定期的に、かつ継続して実施し、脳の活性化を図りたいものです。
そのためには、それぞれのスタッフの専門性や得意技を生かし、担当制にしてコンスタントに長く継続できるシステムをつくることが必要です。複数のプログラムがあれば、利用者も何かしら関心の持てるプログラムに参加することができます。
ただし、利用者に参加を強要しないように注意しましょう。利用者それぞれのペースで無理なく取り組むことが意欲を引き出し、達成感や満足感を得ることにつながります。
~医療法人社団 翔洋会理事長、辻内科循環器科歯科クリニック院長 辻 正純先生(監修)
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脳活性化プログラム[1]
脳活性化プログラム[2]
この記事が掲載されている号
レクリエ 2013 秋号
56ページに掲載ページに掲載
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