コミニュケーションのポイント
認知症の人への上手な接し方~CASE3 暴言
認知症の人への上手な接し方~4つの代表的な症状編
認知症の人への上手な接し方~CASE1 もの忘れ
認知症の人への上手な接し方~CASE2 理解・判断力の低下
■利用者間の暴言・暴力への対処法
利用者同士の暴言や暴力によるトラブルは、家族を巻き込み、さらに大ごとになることがあります。これは、日頃から職員と家族との関係性を緊密にしておけば、多くの場合、防げること。何よりも「予防」が大切です。まず、入所時に家族に利用者間でトラブルが起こりうるという十分な説明をしておきましょう。
トラブルを避けるため、事前の配慮も重要。それでも起きてしまったら、事実をきちんと家族に伝えた上で、両者の接触をできる限り避けるなど環境整備を行うことです。
■生活史から「ツボの言葉」を探す
生活史を聞き取る時には、できるだけ短い時間で効率よく聞きましょう。脳に蓄えられた記憶のエピソードは、古いものほど鮮明に残っているものですが、認知症の人は話したことをすぐに忘れて、同じ話を何度も繰り返しがち。1回5~15分くらいを目安に数回行います。
1回目は、その人の人生を6つのエリア(生い立ち、幼少時代、学校時代、結婚、仕事、引退後)に分けて、大枠の内容をお聞きします。2回目は、1回目の内容を紙に出力し、それを利用者に読んでもらってから始めると、重複が避けられ、話も広がります。
この記事が掲載されている号
レクリエ 2013夏 スタート号
60ページに掲載ページに掲載
おもなレク
- ゲームレク 介護度が違っても一緒に楽しむには?
- たくさんの願いを込めて 七夕飾り制作
- 懐かしい記憶を呼び起こす 夏祭り
- 園芸をもっと身近に 植物で夏を体験する
- 火と包丁を使わない料理にチャレンジ!