コミニュケーションのポイント
認知症の人への上手な接し方~CASE1 もの忘れ
■「あいさつ」は忘れにくい
認知症の人は、ものの名前や人の名前は忘れても、 あいさつやことわざといった決まった言葉や曜日、数字など連続性のある言葉は比較的忘れません。また復唱するのも得意です。そのため、認知症の人と接する時は、あいさつはしっかりとすることが大切です。
朝夕のあいさつはもちろん、レクリエーションなどを始める際にもあいさつを交わすことで関心を引きつけることができます。また終わりのあいさつは、次回の会話へつながり、信頼関係が増します。
■記憶を確かめる「再生と再認」の方法
たとえば、「昼食後に行った遊びは何か?」と聞かれ、「ボール投げ」と思い出す(再生)より、「昼食後に行った遊びはボール投げか、カード遊びか?」と聞かれたほうが思い出しやすい人もいます(再認)。利用者に合わせて使い分けるようにしましょう。
[例:再生]
記憶した内容を自力で思い出してもらう
・~を覚えていますか?
・~を思い出してください
[例:再認]
選択肢をあげて選んでもらう
・○○と△△、どちらでしたか?
・○○さんでしたか?
この記事が掲載されている号

レクリエ 2013夏 スタート号
58ページに掲載ページに掲載
おもなレク
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