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歩いて「歩行年齢」を知るシステムの開発が進む
スポーツ用品のトップメーカー、アシックスと、NECソリューションイノベータが共同で、歩く姿勢を数値化する「NEC歩行姿勢測定システム」を開発しました。3Dセンサーに向かって約6m歩くだけで、歩行速度や歩幅、胸腰部の上下動、足の上がる角度など36項目を測定し、体全体の歩行姿勢を点数化するというもの。評価基準は、アシックスが約200人のデータをもとに作成しています。
さらに、その測定結果をもとに、速度年齢、バランス年齢、姿勢年齢をそれぞれ導き出し、歩行年齢を知ることができます。モニター上には「歩行年齢●歳」といった形で表示されます。また、NECの画像解析技術の活用により、歩行時にマーカー(専用の器具)をつける必要がありません。歩く人にも現場の測定者にも負担をかけずに活用できるというわけです。
文/田中 元