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介助・ケア

介護の現場Q&A

人見知りな性格で、人と気さくに話すことができません。

人見知りな性格で、人と気さくに話すことができません。

人見知りな性格で、利用者や同僚と気さくに話すことができません。介護の仕事に向いていないかも、と悩んでしまいます……。
介護職は、利用者に積極的に話しかけることができる社交的な性格のほうがよいと思うのですが、自分はそうではありません。介護の仕事の適性がないのでしょうか?

人見知りでも、補う努力をすれば大丈夫。むしろ、自分の長所を仕事に生かす視点をもちましょう。
介護の現場では、会話をする機会が多いため、多くの人と気軽にコミュニケーションができる性格のほうが確かに有利ではあります。

しかし、介護で重要なものは言葉だけではなく、むしろ利用者に向き合おうとする真摯な姿勢や安心できる笑顔や対応などです。いくら社交的でも、いい加減な介助をしていたら駄目で、人見知りな性格でも、利用者と丁寧に関係を築いていけば信頼されるスタッフになれるのです。

大事なのは、人見知りという自分の短所をわかったうえで、それを補う努力をすること。「あいさつをきちんとする」「気になることがあれば、『どうされましたか?』と声かけをする」など、できることから始めてみましょう。

また、短所だけにとらわれず、「長所や自信のある部分はどこだろう?」と考えることも必要です。そのためには、自分の個性をよく分析し、「真面目さ」や「ピアノが弾ける」など、得意なことを仕事に役立てるようにした方がよいでしょう。

また、他にない、「自分の世界」をもっている人は心が折れにくく、辛抱強く仕事に取り組めるものです。

監修/高橋好美 特別養護老人ホーム・レジデンシャル常盤台施設長。看護師、ソーシャルワーカーを経験後、社会福祉士、介護支援専門員の資格を取得。大田区立特別養護老人ホームたまがわ特養第一課課長を経て現職。 取材・文/山辺健史(介護ライター) イラスト/山口まく
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レクリエ 2017 1・2月号

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62ページに掲載

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