自立を促す介助
動きを踏まえた「立ち上がり介助」の4つのポイント
[1]利用者の動きを妨げない
利用者の前傾を妨げないようにするため、介助者は立ち位置に注意しましょう。利用者の横に立つといいでしょう。
[2]動く方向に力を加える
立ち上がりの時、体はいったん前に動きます。介助者も前に力を加えると最小限の力で介助できます。
[3]声かけは1つの動作に1つ
一度にたくさん言葉をかけると、利用者を混乱させてしまうかもしれません。1つの動作は1つの指示で明確に伝えます。
[4]利用者の意欲を引き出す言葉かけ
利用者が上手に動けた時は、言葉に出してほめます。正しい動きを覚えてもらえると同時に、本人の意欲を引き出すことができます。
医療法人湖青会 理学療法士/出野智子
金沢大学医療技術短期大学部理学療法学科(現・金沢大学医学部保健学科理学療法科)卒業。滋賀県立小児整形外科センター(現・滋賀県立小児保健医療センター)などを経て、2000年より医療法人湖青会で幼児から高齢者までを対象とした訪問リハビリテーションを中心に従事。著書に『リハビリテーションの考え方をとりいれた介助のしかた』(日本医療企画)がある。
イラスト/藤原ヒロコ
金沢大学医療技術短期大学部理学療法学科(現・金沢大学医学部保健学科理学療法科)卒業。滋賀県立小児整形外科センター(現・滋賀県立小児保健医療センター)などを経て、2000年より医療法人湖青会で幼児から高齢者までを対象とした訪問リハビリテーションを中心に従事。著書に『リハビリテーションの考え方をとりいれた介助のしかた』(日本医療企画)がある。
イラスト/藤原ヒロコ