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地域の「認知症ケア」の一員として介護職ができること【1】

地域の「認知症ケア」の一員として介護職ができること【1】

より専門的なスキルが求められている「認知症ケア」
介護保険を利用する高齢者に占める認知症の人の割合は年々増加傾向にあります。その症状も重度化している現在、介護職には認知症の状況を踏まえた、より高度な専門性が求められています。

こうした背景から、国では中重度の認知症の利用者に専門的な支援を提供している施設に対して、「認知症ケア加算」等の介護報酬を設けています。デイサービスや特養などに自治体が実施する「認知症介護の専門職を養成する研修」を受講した職員が配置されている場合、この加算が対象となります。

そして、これらの研修を受講していない介護職も、他のケアチームの専門職と連携を図りながらフォローしていくことが求められています。そのため、より専門性の高い知識や技術などのスキルを身につけておくことが大切です。

監修/梅沢佳裕
一般社団法人 福祉と介護研究所 代表理事。社会福祉士、介護支援専門員。介護専門学校の助教員を経て、特別養護老人ホーム、在宅介護支援センター相談員を歴任し、デイサービスやグループホームの立ち上げをプロデュースする。介護職・相談員等の研修のほか、医療保健福祉関係者が集う「地域包括ケア推進全国サミット」を今年度から開催予定。

イラスト/市川彰子
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レクリエ 2016 5・6月号

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64ページに掲載

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