介護職だからこそできる急変時の対応
急変時のバイタルサイン確認のポイント
バイタルサインは、「生命のサイン」という意味で、人間の生命活動の重要な指標です。一般的に、意識レベル、体温、脈拍、血圧、呼吸などを指します。これらを計測・報告することで、医療職は異常かどうかを判断しやすくなります。また、バイタルサインには個人差があるので、個々の利用者の平常値を把握しておくことが大切。急変時の見極めでは、基準値との比較のほか、平常値との比較も重要です。
意識レベル
意識状態がどのレベルにあるかは大事な要素です。呼びかけへの反応の有無や程度で、意識状態のレベルを確認できます。その結果を的確に伝えることにより、医療職は対応法を判断しやすくなります。
確認1 呼びかけ
確認2 体を刺激する
本誌では、意識レベルのほか脈拍、体温、呼吸、血圧の測定のポイントを詳しく解説しています。
監修/遠矢純一郎
日本内科学会総合内科専門医。日本在宅医療連合学会 在宅医療専門医・指導医。スウェーデン・カロリンスカ医科大学 認知症ケア修士。桜新町アーバンクリニック院長。大学病院、公立病院などの勤務を経て、2000年用賀アーバンクリニック副院長。04年から在宅医療に取り組み、09年より現職。東京・世田谷を中心に、多職種チームによる在宅医療を実践。著書に、『引ける!わかる!高齢者の急変時対応』(技術評論社)など。
文/松崎千佐登
イラスト/白井匠
日本内科学会総合内科専門医。日本在宅医療連合学会 在宅医療専門医・指導医。スウェーデン・カロリンスカ医科大学 認知症ケア修士。桜新町アーバンクリニック院長。大学病院、公立病院などの勤務を経て、2000年用賀アーバンクリニック副院長。04年から在宅医療に取り組み、09年より現職。東京・世田谷を中心に、多職種チームによる在宅医療を実践。著書に、『引ける!わかる!高齢者の急変時対応』(技術評論社)など。
文/松崎千佐登
イラスト/白井匠