BPSDを緩和させるパーソン・センタード・ケア
アクティビティに参加したがらない利用者の事例でパーソン・センタード・ケア
「思いを聞く」「情報を集める」「ニーズを見つける」の3ステップを基本とするパーソン・センタード・ケア。今回は、〈アクティビティの場面〉でよくあるケースを例に、3ステップによる具体的なケアの進め方を見ていきましょう。
アクティビティに参加したがらないYさんのケース
(78歳・男性・デイサービス利用)
制作やゲームなどのアクティビティに誘っても、「やりたくない」と言って参加を嫌がります。何度も誘うと、次第に機嫌も悪くなってしまいます。
ステップ①思いを聞く…アクティビティに参加したくない理由を尋ねる
ステップ②情報を集める…本人の関心事や意欲につながることを見つけるために必要な情報を集める
ステップ③ニーズを見つける…満たされない心理的ニーズは何か、Yさんの視点に立って考える
本誌では、3つのステップの考え方や具体的なケアプランなどを詳しく紹介しています。
監修/鈴木みずえ
浜松医科大学医学部看護学科臨床看護学講座教授。医科学修士、医学博士(ともに筑波大学)。パーソン・センタード・ケアと認知症ケアマッピング(DCM)基礎トレーナー(英国ブラッドフォード大学認定)。監修書に『認知症の人の気持ちがよくわかる聞き方・話し方』(池田書店)がある。
文/森麻子
イラスト/フジサワミカ
浜松医科大学医学部看護学科臨床看護学講座教授。医科学修士、医学博士(ともに筑波大学)。パーソン・センタード・ケアと認知症ケアマッピング(DCM)基礎トレーナー(英国ブラッドフォード大学認定)。監修書に『認知症の人の気持ちがよくわかる聞き方・話し方』(池田書店)がある。
文/森麻子
イラスト/フジサワミカ