BPSDを緩和させるパーソン・センタード・ケア
パーソン・センタード・ケアの3つのステップ
パーソン・センタード・ケアがどんなケアであるのかを理解していても、どう実践していいのかわからないという介護者もいるでしょう。パーソン・センタード・ケアを実践するために欠かせない3ステップを紹介します。
パーソン・センタード・ケアは、認知症の人をひとりの“人”として尊重し、その人の視点や立場を重視することを理念としたケアです。パーソン・センタード・ケアを実践する際には、「思いを聞く」「情報を集める」「ニーズを見つける」という3つの作業を行うことが有効です。この3ステップを踏むことで認知症の人の思いがわかり、行動の原因を探ることができます。認知症の人の満たされていない思い(心理的ニーズ)への気づきが、適切、かつ必要なケアを考えるための糸口になります。
パーソン・センタード・ケアの実践に欠かせない3つのステップ
①思いを聞く
②情報を集める
③ニーズを見つける
本誌では、パーソン・センタード・ケアの方法や進め方を実際のケースに当てはめて紹介しています。
監修/鈴木みずえ
浜松医科大学医学部看護学科臨床看護学講座教授。医科学修士、医学博士(ともに筑波大学)。パーソン・センタード・ケアと認知症ケアマッピング(DCM)基礎トレーナー(英国ブラッドフォード大学認定)。監修書に『認知症の人の気持ちがよくわかる聞き方・話し方』(池田書店)がある。
文/森麻子
イラスト/フジサワミカ
浜松医科大学医学部看護学科臨床看護学講座教授。医科学修士、医学博士(ともに筑波大学)。パーソン・センタード・ケアと認知症ケアマッピング(DCM)基礎トレーナー(英国ブラッドフォード大学認定)。監修書に『認知症の人の気持ちがよくわかる聞き方・話し方』(池田書店)がある。
文/森麻子
イラスト/フジサワミカ