介護保険改正のポイント3~予防給付の訪問介護と通所介護
予防給付の「訪問介護」と「通所介護」は、市町村の行う地域支援事業に移行され、介護予防事業などとともに「介護予防・生活支援総合事業(新しい総合事業)」として実施されます。
新しい総合事業では、各市町村の実態に合わせ、ボランティアやNPOなどによる住民主体の活動や民間事業者による取り組みなども取り込まれ、これまでよりサービスが多様化します(上図参照)。対象となるのは、要支援1・2の人と、基本チェックリスト該当者(従来の二次予防事業対象者)で、両者を切れ目なくフォローするのが目的です。
なお、この事業は、2015年4月から2017年4月までの間に、各市町村の判断で開始されることとなっています。
監修・執筆 高野龍昭
東洋大学ライフデザイン学部准教授。社会福祉士、介護支援専門員。在宅介護支援センターのソーシャルワーカーや、居宅介護支援事業所でケアマネジャーとして活躍後、現職。『これならわかる〈スッキリ図解〉介護保険第2版(2015年)』(翔泳社)ほか著書多数。
東洋大学ライフデザイン学部准教授。社会福祉士、介護支援専門員。在宅介護支援センターのソーシャルワーカーや、居宅介護支援事業所でケアマネジャーとして活躍後、現職。『これならわかる〈スッキリ図解〉介護保険第2版(2015年)』(翔泳社)ほか著書多数。