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介助・ケア

ヒヤリ・ハット報告書を活用して介護事故を防ぐ!

ヒヤリ・ハット報告書は何のために書くのか?

ヒヤリ・ハット報告書は何のために書くのか?

ヒヤリ・ハットとは、「事故には至らなかったものの、至ってもおかしくなかった一歩手前の事例」のこと。そうしたヒヤリ・ハット事例を報告書などで集積・検討し、対策を講じて事故を防ぐのがヒヤリ・ハット活動です。
ところが、報告書をたくさん書いても、会議をしても、事故が減らない施設が多いのが実状です。その理由は、報告書を有効に活用できていないことにあります。
例えば、「車いすへ移乗介助の際に利用者が転倒した」という事故が起きたとします。その原因を「職員の不注意」とし、「今後は注意深く介助するように」などと指導して済ませていないでしょうか。しかし、人がミスをする時、ほとんどの場合は「ミスを誘う原因」があります。その原因を探り出して対処しない限り、いくらヒヤリ・ハット報告書を書いても事故のリスクは減らせません。

本誌では、報告書を事故防止に活かすための、効果的なヒヤリ・ハットカンファレンスの進め方などを詳しく紹介しています。

監修/山田 滋
株式会社安全な介護 代表取締役。介護と福祉のリスクコンサルタント。介護現場で積み上げた実践に基づくリスクマネジメントの方法論は「わかりやすく実践的」と好評。各種団体や施設の要請により、年間150回のセミナーをこなす。著書に『安全な介護Q&A 実践! ポジティブ・リスクマネジメント』(筒井書房)、『介護施設の災害対策ハンドブック』(中央法規出版)ほか多数。

文/松崎千佐登
イラスト/ささきともえ
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レクリエ 2021 11・12月号

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51ページに掲載

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