腰を痛めない身体介助
力がなくてもできる身体介助とは?
力任せの「パワー介助」が腰痛の原因に
腰痛は、介護職にとっては職業病とも考えられており、離職理由の上位にも挙がっています。腰を痛める介護者が多いのは、介護の際に利用者の重みを自分の体で支えたり、前傾の姿勢で利用者を持ち上げようとしたりする「パワー介助」が原因です。このような介助は腰に大きな負担がかかり、腰痛を招きます。しかし、適切な介助法さえ知っておけば、力のいる移乗や立ち上がり介助でも腰に負担をかけずに楽に介助ができます。
本誌では腰を痛めない身体介助のポイントと具体的な介助場面での実践の仕方についてを詳しく紹介しています。
監修/根津良幸
埼玉医科大学医学教育センター客員教授、株式会社One to One福祉教育学院代表取締役。30代後半に脳梗塞で倒れて要介護状態となり、重度の椎間板ヘルニアを患う妻が夫を介護するため、腰に負担のかからない介護テクニックを、子ども時代から親しむ少林寺拳法の理論も取り入れて考案。回復後、腰痛に悩む介護者のためにこの技術を公開し、講演・執筆などで活躍中。著書に『片腕1本でできる!腰に負担のかからない介護技術』(ナツメ社)など。
文/松崎千佐登
イラスト/竹口睦郁
埼玉医科大学医学教育センター客員教授、株式会社One to One福祉教育学院代表取締役。30代後半に脳梗塞で倒れて要介護状態となり、重度の椎間板ヘルニアを患う妻が夫を介護するため、腰に負担のかからない介護テクニックを、子ども時代から親しむ少林寺拳法の理論も取り入れて考案。回復後、腰痛に悩む介護者のためにこの技術を公開し、講演・執筆などで活躍中。著書に『片腕1本でできる!腰に負担のかからない介護技術』(ナツメ社)など。
文/松崎千佐登
イラスト/竹口睦郁