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「不適切ケア」の事例~制作レクでの“思いのズレ”

「不適切ケア」の事例~制作レクでの“思いのズレ”

利用者や家族が不快に思うケアは「不適切ケア」と呼ばれ、これを放置すれば虐待につながる危険があります。介護者と利用者の“思いのズレ”で生じる「不適切ケア」の事例を紹介します。

事例「制作レクで完成度を高めるため、作るのを手伝った」
利用者の思い「好きなように作りたいのに・・・・・・」
家族の希望「手芸や絵を描くことが得意なので、本人の好きなようにさせてほしい」
介護者の思い「きれいに仕上げたほうが、本人も家族も喜んでくれるはず・・・・・・」

ここが思いのズレに!
介護者は利用者や家族に喜んでもらおうとして手伝いましたが、利用者から求めがないのに支援することは、意欲の低下につながる恐れがあります。また、「そうじゃない」という否定的な言葉は、本人の自尊心を傷つけてしまいました。

本誌では、“思いのズレ”をなくすための対応や考え方についてご紹介しています。

監修/山田祐子
日本大学文理学部社会福祉学科教授。日本高齢者虐待防止学会理事・事務局長。かながわ高齢者あんしん介護推進会議高齢者虐待防止部会委員長。1997年に日本で初めて施設における高齢者虐待の調査を実施。以降、実践的な研究を続け、多くのマニュアルの作成、研修に携わる。著書に『家族介護と高齢者虐待』(一橋出版)など。

文/森 麻子 イラスト/ホンマ ヨウヘイ
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この記事が掲載されている号

レクリエ 2020 7・8月号

レクリエ 2020 7・8月号

51ページに掲載

おもなレク
  • みんなで作る壁面7・8月「高原に咲くユリ」
  • 天の川を新聞紙で描く「七夕の壁飾り」
  • 生活動作を改善する 少人数でもできる「手・指を動かすレクリエーション」
  • ホワイトボードでできるみんなで楽しむ「脳トレレク」
  • 虐待の芽を摘むために不適切ケアを見直そう

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