コツを押さえて悩まず書ける! 介護記録の書き方
介護記録を的確に書くメリットとは?
的確に書かれた介護記録は利用者・介護者ともにメリットがある
介護記録は、提供したサービスを記して介護報酬を得るための根拠になるだけでなく、適切なケアを行うための情報共有、そして万一、事故などが起きた際には、適切なケアを行っていたという証拠にもなる、多くの意味を持つ重要な書類です。
提供したケアや利用者の様子を的確に書いた介護記録であれば、それをスタッフ間で共有することで、統一したケアができ、よりその人に合ったケアを行えます。つまり“よい介護記録”は、介護の質の向上だけでなく、専門性が身につくなど介護者自身の成長にもつながるのです。
とはいえ、その意義がわかりながらも、すぐに成果が出る業務ではないため、介護記録にモチベーションを感じられない場合もあるでしょう。また、忙しい介護現場では、記録をつける時間がないなど負担になりやすいのも事実です。
そこで、できるだけ時間をかけずに“よい介護記録”を書くポイントを紹介します。
本誌では、介護記録の書き方の基本ルールや記録が書きやすくなるメソッドなど、詳しく解説しています。
監修/榊原宏昌
京都大学経済学部卒業後、介護職や生活相談員、ケアマネジャーとして特別養護老人ホーム、グループホーム、小規模多機能等に勤務し、介護施設の新規開設にも携わる。15年間の現場経験を経て、「介護現場をよくする研究・活動」を目的として天晴れ介護サービス総合教育研究所を設立。著書、雑誌連載多数。年間講演、コンサルティングは年間300回を超える。
文/松崎千佐登
イラスト/中小路ムツヨ
京都大学経済学部卒業後、介護職や生活相談員、ケアマネジャーとして特別養護老人ホーム、グループホーム、小規模多機能等に勤務し、介護施設の新規開設にも携わる。15年間の現場経験を経て、「介護現場をよくする研究・活動」を目的として天晴れ介護サービス総合教育研究所を設立。著書、雑誌連載多数。年間講演、コンサルティングは年間300回を超える。
文/松崎千佐登
イラスト/中小路ムツヨ