認知症ケア“理由を探る”レッスン
【さまざまな視点から観察する】認知症ケアでは、うまくいかない時に「対処法」を求めてしまいがちです。でも、実は認知症の人の言動に、すべて「理由」があるとしたら……。理由を探ることで見えてくるものがあり、それをケアに生かすことができます。この連載では、その「理由」を探るための具体的な方法を、6回にわたって考えていきます。
裵鎬洙(ペ・ホス)
介護福祉士、介護支援相談員、主任介護支援専門員。認知症ケアの観点を増やし、コミュニケーションセンスを磨く研修を提供している。研修オフィス・アプロクリエイト代表、医療法人社団菫会名谷病院在宅支援事業部主任相談員、コミュニケーショントレーニングネットワーク講師を務める。著書に『“理由を探る”認知症ケア―関わり方が180度変わる本』(メディカル・パブリケーションズ、2014年)がある。
イラスト/尾代ゆうこ