手・指を動かす音楽レク
「10人のインディアン」で音楽レク
誰もが知っている童謡や思い出の歌を歌いながら、楽しく体を動かします。手や指を中心に、全身を大きく動かし機能向上を目指しましょう!
はじめに
1.背筋を伸ばして座りましょう。
2.まずは、楽しんで歌いましょう。
3.行うときは音楽はかけずに、アカペラで歌いましょう。
4.利用者の動きをよく見てリズムを調整しましょう。
音楽レクの前に
全員で数を数える
【言葉かけ例】
●1から10まで声に出して数えましょう。
●今度は逆に10から1まで数えます。
介護者が手本を見せ、動きの練習をする
【言葉かけ例】
●はじめは両手で1から5まで指を出します。(人さし指、中指、薬指、小指、親指の順番に出す)
●5から1まで順に指を曲げます。(親指、小指、薬指、中指の順に曲げる)
●次に右手で1から5を、左手を出して6から10までの指を出しましょう。続けて左手で10から6を、右手で5から1までの指を逆に曲げます。
●指の出し方は手本と違ってもかまいません。指をしっかりと動かすことが大事ですよ。
歌詞を見ながら歌を歌う
【言葉かけ例】
●1番の歌詞は、1人、2人、3人と数が増えていき、2番は10人、9人、8人と、逆に数が減っていく歌です。
●数えながら歌うことで、脳トレにも効果があります。
本誌では「10人のインディアン」の詳しいやり方の他、毎回手・指を動かす音楽レクを紹介しています。
(株)余暇問題研究所代表取締役、主席研究員。日本レジャー・レクリエーション学会常任理事。日本老年行動科学会常任理事。「参加したくなる介護現場のレクリエーション」(中央法規出版)など著書多数。
イラスト/タナカユリ
ねらい
- 手・指の機能向上
- 認知機能への刺激
- 巧緻性の改善