自立支援のためのレク
「意欲」を引き出すレクを行う4つのポイント
「意欲」を引き出すレクを行うポイント
利用者の意欲を高め、自立支援につなげていくために、どのようなことに注意すればよいか見ていきましょう。
1 役割をつくる
利用者1人1人に役割をつくり、それを担ってもらうことで達成感が得られます。さらに、「自分は必要とされているんだ」という気持ちも生まれ、自己肯定感を高めることにもつながります。
2 利用者に選んでもらう
レクのなかで、自分で選択、決定をする機会をつくり、それが認められることで主体性や自尊心が生まれ、意欲の向上につながります。
3 ポジティブな感情を引き出す
レクのなかで、利用者がワクワク感を感じられるよう、言葉かけなどを工夫しましょう。利用者の好みや思い出にまつわる言葉かけで、ポジティブな感情を引き出します。
4 仲間意識を育む
チームの一員としてレクに参加し、自分の意見がまわりの人に認められることが、「ここにいていい」という安心感につながります。「〇〇さんが選んだ〇〇、いいですね」などとチーム全員で認め合って連帯感を高めます。
監修/尾渡順子
医療法人中村会 介護老人保健施設あさひな 認知症介護レクリエーション実践研究会。介護現場での実践者として日本各地でレク研修を行っている。
イラスト/福井典子 (資)イラストメーカーズ
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