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介護職向けフィジカルアセスメント講座
重い持病を抱えて在宅医療を受ける利用者が増える今、介護職と医療職の連携がますます重要になっています。利用者の体調異変などを敏感に察知し、医療従事者へ迅速かつ正確に伝えるスキルを身に付けるために、「介護職向けフィジカルアセスメント講座」(運営・株式会社ソラスト)が開講しました。
フィジカルアセスメントとは、実際に利用者の体に触れながらバイタルサインや運動・認知等の機能をアセスメントし、病状の把握や異常の早期発見を行う手法。もともと看護職の基本スキルですが、介護職が現場で活用しやすい形に応用した内容を学べます。
コースは「基礎知識編」「応用編」「指導編(今後開講予定)」に分かれ、基礎知識編は標準学習期間が1~3カ月。web動画とテキストを使った学習のため、業務の合間でも学ぶことができます。
監修は、一般社団法人日本プラウドケア教育協会代表の大澤智恵子さん。大澤さんは、看護師時代にアメリカで体験したフィジカルアセスメントを日本にも普及させるべく尽力した一人で、これからの介護職に対して「生命に関わる問題を抱える高齢者の生活も支えられる知識と技術をもっていることが重要」と述べています。
文/田中 元