保育園併設、園児が毎日遊びに来る!
園児との交流で笑いが絶えないデイ【1】
毎日、併設した保育園からひ孫のような子どもたちが遊びに来るデイサービスがあります。園児たちとの日常的な交流で利用者の笑顔が増える、「葛城デイサービスセンター」を訪ねました。
デイの一番人気は園児との交流
「こんにちは!」。元気な声とともに5人の子どもたちがやってきました。拍手で迎えたのは15人の利用者たち。子どもたちが一人ひとり挨拶すると、「よく来たね」と目を細めます。
ここは茨城県つくば市にある「葛城デイサービスセンター」。毎日、午後3時になると併設の「かつらぎ保育園」から年長クラスの園児4~5人が交代で遊びに来ます。
まず、おやつタイム。利用者と園児が一緒に「おやつの歌」を歌って「いただきます」。食べながら「あのね」「そうなの」と会話が弾みます。
おやつの後はゲームの時間です。この日は細く切った牛乳パックを積み上げるゲーム。真剣な表情で積み上げる園児の隣で利用者も積んでいきます。でも気になるのは、やはり子どもたちのよう。「こうすると倒れないよ」と、自分のことはそっちのけで園児に手を貸す人も。また「一番高く積んでる。すごい」と園児に言われた男性利用者は、感嘆の声と尊敬の眼差(まなざ)しに応えるかのようにさらに高く積み上げていました。
交流は30分ほど。スタッフに「そろそろ帰る時間よ」と促された園児たちは利用者に手を振りながら、「またね」と保育園に戻っていきました。