障害をふまえた介助のコツ
円背の人の立ち上がりの介助
前傾を促しながら、お尻・肩甲骨を支えて立ちます
しっかり前傾してもらいます
重心が支持基底面に移ったところで、お尻・肩甲骨を手のひらで支えながら立ち上がります。
常時、背もたれと腰のあいだにクッションを置きます
座っている時に、常にクッションや座布団などを置くことで腰の緊張が緩和し、立ち上がりもしやすくなります。普段から当てておくと円背の進行予防にもなります。
足を手前に引いてもらいます
足を引くことで、体の重心が支持基底面内に入りやすくなります。
監修/田中義行(たなか よしゆき)
理学療法士。株式会社大起エンゼルヘルプ、品川区立東大井地域密着型多機能ホーム在職。身体拘束廃止活動に積極的に取り組むとともに、研修会や講演活動で全国に出向く。著書は『潜在力を引き出す介助』(中央法規出版)ほか多数。
イラスト/竹口睦郁
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