「バリデーション」を生かそう!
「バリデーション」の基本テクニック【1】
真正面に座って相手の目を見る……アイコンタクト
認知症の人の真正面に座り、ひざがつくぐらいの距離まで近づき(軽度の認知症の人には、これより少しだけ離れる)、相手の目を見つめます。
アイコンタクトは、認知症の人に「あなたの話を聞きますよ」「あなたを受け止めますよ」というメッセージサインで、コミュニケーションの基本です。なお、ソファーなどでの横並びは、確実にコミュニケーションを行おうとする時にはアイコンタクトが難しくなるので避けましょう。
監修/都村尚子(つむら なおこ)
関西福祉科学大学社会福祉学部教授。「公認日本バリデーション協会」のバリデーション・ティーチャーとして講習を行うなど、介護現場でのバリデーションの普及に力を入れている。著書に『バリデーションへの誘い』(全国コミュニティライフサポートセンター)がある。
イラスト/かまたいくよ