掃除・洗濯改善レク
掃除・洗濯のためのレクとは
掃除・洗濯の動作に必要な関節の動きを意識
ほうきで掃く、雑巾で拭く、洗濯物を干すなど、掃除・洗濯の動作は多岐にわたります。それらを行うためには筋力やバランス感覚を高めることも大切ですが、動作に必要な各関節が「同時に動く」という協調性と、「同じ動きを連続してくり返す(反復する)」という持続性が求められます。
後日公開の掃除・洗濯動作の改善に必要な4つのポイントでは、肩と足関節を同時に動かす協調運動や、腕の高さを変えて振る反復運動などをご紹介しています。体操に取り入れて、掃除・洗濯動作の向上に役立ててください。
掃除・洗濯ができるということは、住み慣れた家で暮らし続ける助けになるほか、目的を持って体を動かすことが認知機能の維持や向上にもつながります。また、普段の生活でくり返し行ってきた動作であることから、認知症が進んでも忘れにくいと言われています。失敗が少ないため、その人の能力を活かすことができます。
レクのページでは、今までの掃除・洗濯の経験を活かせるゲームを集めています。それぞれの掃除・洗濯の仕方を聞いてみるなど、会話を楽しみながら行いましょう。
監修/尾渡順子
社会福祉法人 興寿会 教育実践研修センター、認知症介護レクリエーション実践研究センター所長代理。介護現場での実践者として日本各地でレク研修を行っている。
監修/飯田良孝
社会福祉法人 興寿会 老人デイサービス興寿苑介護福祉士。
監修/田中義行
株式会社大起エンゼルヘルプ理学療法士。一般社団法人日本介護技術協会理事。更なる技術や知識向上を目指し、介護技術の開発や介助が困難な事例の対応方法などを研究している。
イラスト/イシカワモトコ みやれいこ