接遇を見直しませんか?
認知症の人への敬語での対応
簡潔にゆっくりとはっきり発音をしましょう
認知症の人は、敬語を使って長い言い回しをするとわかりづらくなるので、「立ちますか」「座りますか」と簡潔に話しましょう。また、いくつもの選択肢を選ぶのは難しいので、2択がベター。丁寧語で、ゆっくり、母音をはっきりと発音します。それでも伝わらない場合は、ジェスチャーを交えて話すようにします。
監修/蜂谷英津子(はちや えつこ)
HOTシステム株式会社 代表取締役。介護人材育成コンサルタント。大手デパートや外資系ホテルのVIPゲストの担当を経て、介護事業所で接遇マナーやコミュニケーション研修等の講師を務める。2010年にHOTシステムを設立し、現職に。著書に『介護職のための接遇マナー』(介護労働安定センター)等がある。
イラスト/尾代ゆうこ