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介助・ケア

口腔・食事レク

口腔・食事動作改善に必要な4つのポイント

口腔・食事動作改善に必要な4つのポイント

食事動作に必要な、筋力や柔軟性をアップするポイントを集めました。パタカラや舌の体操など、従来の口腔体操と組み合わせて行うと効果的です。

1 足底接地を促す
座位の状態で足底がしっかりと接地できていないと、体を支えられず、全身が動かしにくくなります。足底を接地したままで前後や左右に床を滑らす運動で足底接地を促しましょう。(上図)

 

2 握力強化

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福祉用具の食器と違い、通常の食器を使用する場合は、握力をある程度維持していないと力みすぎてふるえたり、口までこぼさずに運ぶことが困難になったりします。握力強化の前にグーパー運動を行うと、準備運動にもなり、力が発揮しやすくなります。

 

3 前腕・手首・上肢全体の運動

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食べ物をスムーズに口まで運ぶためには、上肢(じょうし)の様々な関節の柔軟性が必要です。よく行われる肩回りの運動以外に、前腕をひねる回内・回外運動を行いましょう。

 

4 首の柔軟運動

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飲み込みに使う筋肉は、首やその周辺に集中しています。首をゆっくり回したり前後左右に動かす運動で柔軟さを保ちましょう。

監修/尾渡順子 認知症介護レクリエーション実践研究センター所長代理。介護現場での実践者として日本各地でレク研修を行っている。 監修/鈴木真由美 社会福祉法人 興寿会 老人デイサービス興寿苑介護福祉士。 監修/田中義行 株式会社大起エンゼルヘルプ理学療法士。一般社団法人日本介護技術協会理事。更なる技術や知識向上を目指し、介護技術の開発や介助が困難な事例の対応方法などを研究している。 イラスト/イシカワモトコ みやれいこ (資)イラストメーカーズ
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この記事が掲載されている号

レクリエ 2017 7・8月号

レクリエ 2017 7・8月号

21ページに掲載

おもなレク
  • 夏の壁画 海辺のハイビスカス
  • 伝承の飾りで「七夕リース」
  • 口腔・食事のための体操&ゲーム
  • ホットプレートでスティックお好み
  • 認知症ケア~入浴のケア編
  • 医療連携での介護職の役割

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